【ガルパン】エリカ「私は、あなたに救われたから」
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574: ◆eltIyP8eDQ[saga]
2018/11/10(土) 21:55:22.07 ID:84Q0qfUC0







中等部三年 〜3月6日〜




時間はおそらく18時くらいだろうか。

カーテンが閉め切られ暗い部屋では時計で時間を確認することができず、だからといって携帯を開いては雰囲気が台無しだ。



小梅「それじゃあそろそろはじめましょうか」

エリカ「ねぇ、ホントにいいんだけど……」



私に向かって促す赤星さんにエリカさんが何とも言えない声色で遠慮を示す。

今私たちがいるのはエリカさんの部屋。

とても花の10代のものとは思えない殺風景な部屋は逆にエリカさんらしく、ついつい見回してしまうも、

「行儀悪いわよ」と嗜められて私は再び正面に向き直る。

いつぞやのように、部屋の中央に置かれた四角い座卓でエリカさんを上座に、向かいに私。その間に赤星さんが座っている。

そして私たちの目の前にはろうそくが立てられたケーキがある。

プレートには可愛らしく『お誕生日おめでとう エリカさん』と書かれていて、

ケーキ屋さんに取りに行った時、店員さんに「お友達の誕生日パーティーですか?楽しんでください」と笑顔で言われたのを思い出して私も笑顔になってしまう。

そんな私を見て赤星さんは微笑みながら促してくる。

小梅「それじゃあみほさん」

みほ「うん!」


私たちは二人そろって息を吸い、そして。




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