【ガルパン】エリカ「私は、あなたに救われたから」
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579: ◆eltIyP8eDQ[saga]
2018/11/10(土) 22:06:27.99 ID:84Q0qfUC0
小梅「ほら、早くご飯食べちゃいましょう?せっかくエリカさんの好きなハンバーグ作ったんですから」
私の内心をよそに、赤星さんはてきぱきと準備を進める。
ケーキは冷蔵庫に避難させられ、今度は卓上を様々な料理が埋めていく。
私の時はエリカさんと赤星さんが作ってくれたが、今度は私と赤星さんが手分けをして作った。
……まぁ、ほとんど赤星さん任せで私は大した事出来なかったけど。
エリカ「随分豪勢ね……」
小梅「言ったでしょう?お祝い事は全力でって」
エリカ「……そうね」
小梅「それじゃあ、いただきましょう」
エリカ「ええ、いただきます」
みほ「いただきます」
和やかに始まった食事の時間。
だけど私と赤星さんは料理に手を付けず、じっとエリカさんを見つめる。
その視線に一瞬煩わしいといった表情をするも、すぐに視線を戻してメイン料理の一つ、ハンバーグに箸を入れる。
赤星さん曰く『それなりに準備と練習を重ねた自信作』なハンバーグは箸でもすっと切り分けることができ、エリカさんはその欠片をそっと口に含む。
目を閉じ咀嚼をする姿がなんだか妙に艶めかしく思えてしまい頬が熱くなる。
私がそわそわしていると、エリカさんの細い喉がごくりと動く。
恐る恐る声を掛ける。
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