ダイヤ「ひとりよがり」
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1:名無しNIPPER
2018/06/08(金) 01:24:35.99 ID:5+rY2L1e0
高校を卒業して…春からの私は、東京にて一人暮らしをしています

私の通っている大学は、電車で20分の位置にあります

一人暮らしの住処からそれほど遠くもなく近くもない…そんな距離の場所にありました


ダイヤ「ええと今日は……忘れ物はないですわよね…」


朝7時、この時間が春からの私の一日の始まりの時間でした


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2:名無しNIPPER
2018/06/08(金) 01:25:29.19 ID:iA9q7B+yO
ダイヤ「はぁ……」

吊革につかまり人の熱気に耐えながら振り子のように体を揺さぶられる
入学してから朝の電車で座れたことなど数えるほどしかありません。

以下略 AAS



3:名無しNIPPER
2018/06/08(金) 01:26:36.83 ID:iA9q7B+yO


教授「……であるからして、その際の理論をこちらに適用すれば…」


以下略 AAS



4:名無しNIPPER
2018/06/08(金) 01:27:49.54 ID:iA9q7B+yO
同級生「あの…黒澤さん!」

ダイヤ「…どうしましたか?」


以下略 AAS



5:名無しNIPPER
2018/06/08(金) 01:28:32.55 ID:iA9q7B+yO
この風貌からなのか、所作からなのか、はたまたどこからか伝わったのか。
私は生真面目な学生と分類されたようでした

別段仲が良くなくても、今のような頼り方をしてくる人は多くいます。
貸してもらえて当然、なんて態度の人もいますから…まあ、あの方は上等な方でしょう。
以下略 AAS



6:名無しNIPPER
2018/06/08(金) 01:29:24.69 ID:iA9q7B+yO
夕陽に照らされた道を夕食の算段を立てながら歩きます

ダイヤ「(一人暮らし最大の利点は好きな物食べられること、なんていいますけど…慣れてしまえば手間なものです)」

実家で手伝いをしたことのある料理の種類はとうに尽き、自らの料理に少し飽きが来ていました
以下略 AAS



7:名無しNIPPER
2018/06/08(金) 01:30:16.01 ID:iA9q7B+yO

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以下略 AAS



8:名無しNIPPER
2018/06/08(金) 01:31:27.95 ID:iA9q7B+yO
魚の身をほぐしながら以前食卓に魚の焼き物が上がった時、ルビィが毎度綺麗に食べることが出来ないのを思い起こします。


ダイヤ「(わたくしが綺麗に食べるのと比べられて…よくルビィは叱られてましたっけ)」

以下略 AAS



9:名無しNIPPER
2018/06/08(金) 01:32:59.48 ID:iA9q7B+yO
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以下略 AAS



10:名無しNIPPER
2018/06/08(金) 01:35:31.07 ID:iA9q7B+yO
prrrrrrrr!!!prrrrrr!!!


ダイヤ「なんですの……電話…?」

以下略 AAS



11:名無しNIPPER
2018/06/08(金) 01:37:05.92 ID:iA9q7B+yO
スピーカーから聞こえてきたのはやけに甲高い海外訛りの声


ダイヤ「鞠莉さん…」
鞠莉『久しぶりー!ごめん携帯変えたの!元気してた?』
以下略 AAS



12:名無しNIPPER
2018/06/08(金) 01:38:10.59 ID:iA9q7B+yO
それでも、別段に言うほどでも無いと考え…適当に誤魔化しました。

ダイヤ「いえ……今日は少し疲れてるだけです」

鞠莉「…………そう、ならいいけど」
以下略 AAS



13:名無しNIPPER
2018/06/08(金) 01:38:39.58 ID:iA9q7B+yO
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以下略 AAS



14:名無しNIPPER
2018/06/08(金) 01:39:42.31 ID:iA9q7B+yO
また昨日までと同じように、すし詰めになった電車に乗って揺られます

ダイヤ「(内浦に居たころは満員電車を見てみたいなんて思ったこともありましたが…空気が淀んでて…碌な物ではありませんでしたわね……あ)


以下略 AAS



15:名無しNIPPER
2018/06/08(金) 01:40:24.76 ID:iA9q7B+yO
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以下略 AAS



16:名無しNIPPER
2018/06/08(金) 01:41:08.83 ID:iA9q7B+yO
私の一人暮らししている部屋は一階の北向きでした

両親は防犯がどうとかの理由で上の階を勧めていましたが別段拘りが無かったので、日当たりが悪くとも家賃の安いこの部屋に決めました


以下略 AAS



17:名無しNIPPER
2018/06/08(金) 01:41:53.72 ID:iA9q7B+yO


ダイヤ「……今日は…疲れました」


以下略 AAS



18:名無しNIPPER
2018/06/08(金) 01:42:28.21 ID:iA9q7B+yO
また一段と、けたたましい着信音。半ば朦朧としていた意識が現実へと引き戻されました。

ロックを解除し、画面の表示を見ると見知った名前が液晶へと浮かぶ。

またも耳にスマートフォンを当て、電話に出る。
以下略 AAS



19:名無しNIPPER
2018/06/08(金) 01:46:06.46 ID:iA9q7B+yO
ダイヤ「……貴方たちは何なのですか…次から次へと」

果南『いやあ…鞠莉に聞いたんだ、元気無さそうだって』

ダイヤ「全く余計なことを…そんなこと、ありませんわ」
以下略 AAS



20:名無しNIPPER
2018/06/08(金) 01:47:12.32 ID:iA9q7B+yO
果南「………そうだ、言いたいことがあったんだ」

ダイヤ「………?」

不意に会話を途中で切り上げると…果南さんが新たな話を始めました
以下略 AAS



21:名無しNIPPER
2018/06/08(金) 01:48:36.99 ID:iA9q7B+yO
果南「……電気消してカーテンを開けて窓から外を覗いてみて」

ダイヤ「……はぁ…?」


以下略 AAS



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