37:名無しNIPPER[sage saga]
2018/06/10(日) 00:14:09.83 ID:sWv6sJFD0
ココア・チノ・リゼ・千夜「……」
シャロ(……この沈黙、気まずいわ。早く帰ってくれないかしら……)
リゼ「……くそっ……どうしてこうなったんだ……」
シャロ(先輩が気に病むことじゃないのに)
リゼ「なんで私は気づいてあげられなかったんだ。気づこうと思えば、以前に会った時に気づけたはずだ。私にも責任はある」
リゼ「だが、シャロもシャロだ。どうしてお前は自分だけで抱え込むんだ。相談してくれれば、まだなんとかできたかもしれない」
リゼ「私は、私たちは……友達じゃなかったのか!」
シャロ「ありがとうございます、リゼ先輩。こんな私でも友達なんて言ってもらえて、嬉しいです」
シャロ「でも、友達だからこそ、迷惑はかけられないんです」
千夜「迷惑だなんて……」
シャロ「先輩やココア、チノちゃん、千夜……みんなと居るのは楽しい」
シャロ「みんなのことが嫌いなわけない。信頼してるし、ずっと大好きって気持ちは変わらない」
シャロ「でも他が辛すぎて、みんなと居る時間を心の底から素直に楽しめないの」
シャロ「今がどれほど楽しくても『ああ、この後は長い地獄が待ってるんだな』と考えると、ひとときの楽しさがむなしくなってくるのよ」
シャロ「線香花火1本を明かりとして夜を過ごすようなもの……かしらね」
シャロ「線香花火の明かりが落ちてしまった後は、長い長い夜を暗いまま耐えなきゃならない」
シャロ「その一瞬のためだけに、長い苦痛には耐えられないの」
千夜「シャロちゃん……」
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