一ノ瀬志希「アイロニカル エトランゼ」
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7: ◆CR8fnXmxUyll[sage saga]
2018/06/10(日) 12:52:46.64 ID:B7zfLrAUo
更に資料を読み進める。
プラントでこんな撮影をして問題ないのかと囁く声が聞こえる。
―――海の向こうのあたしは早熟な科学者だ。未だに叡智の扉の向こう側にある命を救う一滴を此方に持ってこられる存在。金の卵を産む雌鶏といった認識だろう。

資料も残りわずかというところまで読み進めた。
以下略 AAS



8: ◆CR8fnXmxUyll[sage saga]
2018/06/10(日) 12:53:33.81 ID:B7zfLrAUo


―――そして、そんなヒトたちがアイドルであるあたしの魅力にヤラレテしまったその瞬間、果たしてどんな表情を浮かべるのだろうか!




9: ◆CR8fnXmxUyll[sage saga]
2018/06/10(日) 12:54:11.54 ID:B7zfLrAUo





10: ◆CR8fnXmxUyll[sage saga]
2018/06/10(日) 12:55:22.19 ID:B7zfLrAUo
「企画名、何かいいもの思いついた?」
そう尋ねてキミの眼を見る。
好奇心に輝くあたしの眼が映っているキミの瞳。
理性という分厚い覆いの向こう側から見え隠れする本能の光。
微かに見えるだけなのに心をかき乱される強い光。
以下略 AAS



11: ◆CR8fnXmxUyll[sage saga]
2018/06/10(日) 12:56:47.33 ID:B7zfLrAUo
―――キミは隠し通せていると思っているかもしれないが、あたしの前には丸裸も同然だ。
その種の感情との付き合い方はあたしの方が何枚も上手なのだから。


12: ◆CR8fnXmxUyll[sage saga]
2018/06/10(日) 13:01:53.31 ID:B7zfLrAUo
「困ったことにまだ思いついてないんだ。」
キミが応える。

―――キミが今現在の一ノ瀬志希から導き出した仮説を検証したい。

以下略 AAS



13: ◆CR8fnXmxUyll[sage saga]
2018/06/10(日) 13:02:49.89 ID:B7zfLrAUo
「全然困ってる顔に見えないなー。目が笑っているよ?」

―――望むところだ。


14: ◆CR8fnXmxUyll[sage saga]
2018/06/10(日) 13:07:08.83 ID:B7zfLrAUo
「あっ、志希ちゃん良い名前思いついた! これなんてどうかな?」

―――神とやらが下さった賜物 (ギフト)、その総てを以てこの実験を成功させよう。

何かが起こればそれを元手に更に良い結果に繋げてみせよう。
以下略 AAS



15: ◆CR8fnXmxUyll[sage saga]
2018/06/10(日) 13:08:25.33 ID:B7zfLrAUo



「アイロニカル エトランゼ」

以下略 AAS



16: ◆CR8fnXmxUyll[sage saga]
2018/06/10(日) 13:09:02.09 ID:B7zfLrAUo





17: ◆CR8fnXmxUyll[sage saga]
2018/06/10(日) 13:09:49.27 ID:B7zfLrAUo
キミの瞳孔が開くのがよく見える。
こんな間近で「ティンときた」瞬間を見たのは初めてかもしれない。


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