紬「フェアリーのFはフォーエバーのF…?合言葉?」
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10: ◆a/VLka4bp3Eo
2018/06/30(土) 18:59:01.37 ID:KY+4F9Bu0
「お兄ちゃんとキス……!?」
「話半分にきいときなさいよ、本人は口を割ってないわ。
 どーせ春香あたりが話をおっきくしたんでしょ」
「伊織は豪胆ですわね……」
「口を割ってないってことは本人に聞いてるのよ……」
「あっ」
「律子?」
「はいはい、わるうございました」
「そういえば朋花と貴音はどうしましたの?」
「かたっぽはおつきの人達がここに入れなかったから。貴音はどうしたのかしら。連絡してみましょうか」

 ちなみにみちこは冒頭の千早の話の時点で顔を赤くして外に出て行った。
 さてそんなぐだぐだになっている会話の中、意を決して立ち上がる乙女が一人。

「わ、私やっぱり直接紬さんに聞いてくる!」
「なんで一番年下の女の子が一番まともに恋する乙女をやってるんですの……」
「今更ですよ、千鶴さん」

 さて。結局のところ、これはただの集まりであり、ただの会話である。
 姫たちのように共通項を以て何かを成し遂げようとして――大概暴走して破綻するのだが――いるわけではない。
 ぶっちゃけた話、千早があんな話をふったものの、話半分で別の話題に移っている者たちもかなりいた。
 というか、千早自身もすでに別の話題に移っていた。

「なるほど、着信音……!
 その手があったわね!」
「さすが桃子さんです、私にはない発想でした」
「さすが桃子。毎日のうどんのように、最も頻繁に聞くであろう音声を押さえるなんて、悪魔的発想ね」
「さすが桃子。いつも気づいたらプロデューサーさんを目で追っている女は言うことが違うわ」
「何で今度は桃子がいじられてるの!?」
「でも千早さん。プロデューサーさんの携帯の着信音を聞いたことはありますか?」
「いいえ、ないわ。いつもマナーモードで……」
「それじゃだめじゃない!?」


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