12:名無しNIPPER[saga]
2018/07/09(月) 00:01:15.98 ID:BaVBKbuC0
 こんな理想的な父親で、夫なのに、9股しているんだから、玉に傷というレベルじゃない。 
 彼じゃなきゃ許さないんだから 。 
  
 「そうなんですか、真ちゃんも、ですか?」 
 「じゃあ、千早さんも?」 
13:名無しNIPPER[saga]
2018/07/09(月) 00:01:41.31 ID:BaVBKbuC0
 ■千早 
 番組の収録の終わりに、駅で一二三ちゃんに会いました。 
 最年少女流タイトルの挑戦者。プロになってから勝ち続けています。 
 その強さに、ルックス。人気があるのも、分かります。 
  
14:名無しNIPPER[saga]
2018/07/09(月) 00:02:10.35 ID:BaVBKbuC0
 あらあら、おめでたです。 
 まあ、お父さんは、占いするまでも無いですよね。 
  
 「良かったら占いましょうか?」 
 「はい?」 
15:名無しNIPPER[saga]
2018/07/09(月) 00:02:47.83 ID:BaVBKbuC0
 「まあ、こんな所です。私の占いなら、三人共いい未来が待っています」 
 「そうですか……」 
 「……」 
 「どうしました?」 
 「三人……ということは彼も?」 
16:名無しNIPPER[saga]
2018/07/09(月) 00:03:33.27 ID:BaVBKbuC0
 ■一二三 
  
 「インタビューありがとね。一二三ちゃん」 
 「いえ、他ならぬ大宅さんの頼みですから」 
  
17:名無しNIPPER[saga]
2018/07/09(月) 00:04:30.85 ID:BaVBKbuC0
 今回のインタビューの内容は、ずっと取りたかった、女流タイトルを獲得したからです。 
 相手は、苦手としていた有名な女流棋士。勝てたのは、本当に奇跡みたいな物でした。 
 私は、以前と何も変わりません。 
  
 一つ、変わったとすれば、母親になりました。 
18:名無しNIPPER[saga]
2018/07/09(月) 00:06:32.21 ID:BaVBKbuC0
 「それって、彼のこと言っている……?」 
 「はい……」 
  
 あっ……しまった。これがインタビューだということを忘れていました。 
  
19:名無しNIPPER[saga]
2018/07/09(月) 00:07:05.19 ID:BaVBKbuC0
 ■一子 
 「や、双葉ちゃん」 
 「なんだよ、一子」 
  
 行きつけの喫茶店の看板娘。小柄で、眼鏡をかけた小さな女の子。 
20:名無しNIPPER[saga]
2018/07/09(月) 00:07:36.44 ID:BaVBKbuC0
 双葉ちゃんに頼んだのは、仕事の簡略化の為。 
 やっぱ、記者とママの二人三脚はきつい。 
 双葉ちゃんに、手伝って貰って、大分、楽になったけどね。 
  
 「はい、いつもの」 
21:名無しNIPPER[saga]
2018/07/09(月) 00:08:24.52 ID:BaVBKbuC0
 しかし、相変わらず細いわね 
 ビール腹の私は、羨ましい限り。ちゃんと食べているのかしら? 
  
 ん?でも、お腹の方が膨らんでいる… 
 はあ…ん 
22:名無しNIPPER[saga]
2018/07/09(月) 00:08:56.83 ID:BaVBKbuC0
 忘れてた。 
 双葉ちゃんの彼氏のこと。 
 あの、背が高くて、頭が良くて、悪役っぽい笑顔が可愛い、あいつ。 
  
 双葉ちゃんの彼氏は、性欲絶倫で、女好きの女たらしの、種馬だった。 
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