22:名無しNIPPER[saga]
2018/07/11(水) 22:27:19.32 ID:TUAcnqRm0
ちがう!ちがう!ちがう!私はお爺ちゃんを殺してなんていない!?
ただ…懲らしめようと…いなくなってほしいと思っただけなの…
だって私は受験生なんだよ。あんな厄介な人がいたら受験に響くに決まってるじゃん!
だから私は悪くない。悪いのはお爺ちゃんだ。それに家族だって…
「私は悪くない…悪いのはお母さんたちだ…」
「何でこの時期にあんな厄介な人を家に招いたのさ。どうなるかわかってたでしょ!」
「それにお父さんとお兄ちゃんだって露骨に逃げていたじゃん!」
「あんなお爺ちゃんを誰かに見られたらどうなる?大好きな人にだって軽蔑される!」
「だから…私は悪くない…私は…だから…」
これまで溜め込んでいた感情をすべてお母さんの前で吐き出した。
そのことで何か咎められるんじゃないかと覚悟したけど…
不思議とお母さんは落ち着いていた。いや、ちがう。むしろ諦めたとかそんな感じだ。
それから長い沈黙の時間が過ぎた。何で黙ったままなのか怖くて聞けなかった。
けど黙り続けるのも限界だったのかお母さんがあることを呟きだした。
36Res/36.72 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20