26:名無しNIPPER[saga]
2018/07/11(水) 22:35:12.51 ID:TUAcnqRm0
「私はアンタのことを警察に通報したりしない。これ以上の厄介事は嫌だよ。」
「それでも覚悟しなさい。」
「アンタはお父さんを殺した。その昔、お父さんはお婆ちゃんを殺した。
お父さんは結局お婆ちゃんを殺した報いを最悪な形で受けた。自業自得かもしれない。」
「けれどそれはアンタにだって起こり得ることなの。アンタもいずれは…」
「ごめんなさい。わかっていたのにこんなことになってしまって…」
お母さんは私に対して謝罪の言葉を呟くとそれっきり奥の部屋へ閉じこもった。
一人取り残された私はこの事実を聞かされて愕然とした。
うちみたいな平凡な家庭にまさかそんな悲惨な過去が隠されていたなんて…
そして恐怖した。いつか私にもお爺ちゃんと同じような報いが訪れることを…
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