8:名無しNIPPER[saga]
2018/07/13(金) 08:14:41.10 ID:eCrKDArS0
「……大丈夫? 怪我はなかった?」ダラダラ
「す、すみませ……どぅぁ!?」
「きゃーッ!!」
「ん?」ギロリ
女子生徒の悲鳴が廊下に響く。
凛はすぐに状況が飲み込めず、顔にかかっている冷たい液体に眉をひそめ、廊下の異様な雰囲気を察して辺りをキョロキョロ見渡した。
生徒Bは当時を振り返ってこのように語る――
『いやぁ、殺されると思いましたよね……あんな目つきで睨まれたのは生まれて初めてでした――』
『――血糊だと分かっていたなら怖くないんじゃないかって? ンー……そうじゃないんだよなァ――』
『絵になってるんだよ……とにかくサマになってるんだ……異様な迫力があって――』
『スゴみ、っていうのかなァ……ねぇ? ホラ、あの人……なまじ美人でしょう?』
『なんていうか、その……取って食われるっていうか、取って食われたいっていうか、もっと睨みつけてェッ!て感じの――』
以下略。
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