俺「アンチョビが画面から出てきた」
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22: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/15(日) 22:16:38.05 ID:ema8T1+O0
 さて、これで居住空間は確保できた。衣食住の、『住』だ。

 寝具についてはあいにく寝袋と毛布くらいしかなかったので、注文した布団が届くまではこれで我慢してもらう。
 俺のベッドは同人誌や脱ぎ散らかした衣類だらけの寝室にある。申し訳ないけれど貸すことはできなかった。

「『衣』は、とりあえず買ってきてもらったし、残るは『食』か。まぁこれもどうにでもなるだろ」

「あ、食といえば、ついでに夕飯の食材を買ってきたぞ」

「え? アンチョビさん、料理するの?」

「んー。なんだその言い方は。これでも料理は得意だぞ」

「でもうち、調理道具とかないけど」

「包丁とまな板くらいあるだろう」

「ないよ」

「これまでどうやって料理をしていたんだ!?」

「料理をしないので」

「しょ、食事はどうしていたんだ?」

「外食か、総菜か、コンビニ飯」

「今日から節約だ!」

 節約だ節約だ、と騒ぐアンチョビを見て、そういえばアンツィオ高校は気が遠くなるような時間をかけて貯めたお金でP40を購入したんだったな、と思い出した。
 まぁこれからのことを考えると、アンチョビの言う通り、可能な限り節約をした方が良いだろう。


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