めぐみん「少し席を外しますね」カズマ「うんこか?」
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21:名無しNIPPER[sage]
2018/07/19(木) 22:19:23.02 ID:bWrcWJ2t0
アクア「おかしいわね」

ダクネス「なあ、アクア。そろそろ諦めよう」

アクア「これだけ炙れば部屋いっぱいに香りが広がる筈なのに、どうしてちっとも匂わないのかしら。総菜屋のおばちゃんに偽物を押し付けられたのかも知れないわね。でも、タダだったのに」

ぷすぷすと、マツタケが焦げはじめた。
それでも一切焦げ臭さはない。驚きの消臭力。
とうとう総菜屋のおばちゃんまで疑われる始末に、俺とめぐみんは何も言えずに顔を伏せる。

結局、焦げたマツタケをモソモソ食った。

香りのないマツタケは、はっきり言ってプラスチックか発泡スチロールのようで不味かった。
おまけに焦げたせいで、ほろ苦い。最悪だ。

それが大層不満だったらしく、アクアはやけ酒を飲み、酔い潰れた可哀想な女神を、今ダクネスが部屋まで運んで介抱してくれている。

めぐみん「カズマ」

カズマ「なんだよ」

めぐみん「罪悪感に押し潰されそうです」

カズマ「言うな。俺だって同じ気持ちだ」

部屋に残った共犯者の俺たちは罪を悔いた。
それでも、部屋がうんこ臭いよりはマシな筈。
うんこ臭い中、マツタケを食うよりはよっぽど良かったと、そう思うしかなかった。


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