めぐみん「私はカズマに節操を求めません」ダクネス「しかし、そうは言っても……」
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23:名無しNIPPER[sage]
2018/07/21(土) 22:15:13.48 ID:DaHGsbQ60
めぐみん「私たちに対してはいいのです」

カズマ「なんでだよ!?」

めぐみん「仲間だからです」

たとえ、どれだけ騙されても。
利用されても、時には囮にされても。
どんなに酷い罪をなすりつけられたとしても。

相手が仲間ならば、許してあげましょう。

めぐみん「仲間とは、そういうものです」

してやったりとばかりに、微笑んであげます。
するとカズマは、まるで何か喉に詰まらせたような顔をして、苦しげに嗚咽を漏らしました。

カズマ「お前らの理想を、押し付けんなよ!」

そこでようやくカズマの苦悩を理解しました。
どうやら私たちは、知らず知らずのうちに、彼に重荷を背負わせすぎてしまったようです。

パーティリーダーの、重み。

それがどのようなものかはわかりません。
なにせ、リーダーになった経験がないもので。
それはきっと、ダクネスも同じでしょう。

彼だけが知り、彼だけが抱える、苦悩。

それは恐らく、想像を絶するものであり。
きっと、彼の背中には重すぎたのでしょう。
カズマの背中は大きくて広いと思ってました。
それはどうやら私の思い込みだったようです。

カズマ「俺は、クズマで、カスマなんだよ!」

今、蹲って咽び泣く、彼の背中はいつもよりも小さく見え、私はそうとも知らずにいつも甘えてその背に乗っていたのだと思うと、自分自身が許せなくて、とても不甲斐なくなりました。

めぐみん「……カズマッ! 」

居ても立っても居られず、彼を抱きしめます。


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