3: ◆x8ozAX/AOWSO[saga]
2018/07/25(水) 17:44:16.93 ID:EN7B3i0VO
  
  
  急いでフォローを入れようと、なんとか頭を回す。 
  
 「あぁいや、単純に俺が釣りの良さを理解してないってだけで」 
  
 「でしたら、私が釣りの良さを教えてあげますから!」 
  
  ……あぁ、そうだな。 
  肇はそういう奴だったよ。 
  目をキラキラさせ食いつく肇。 
  これが釣りなら既にその日一番の大物だろう。 
  
  それはそれとして、だ。 
  
  釣り、かぁ…… 
  やりたくない訳では無いが、正直この暑さの中長時間外に居るのは遠慮したい。 
  屋内でも釣りを楽しめる施設はあるだろうが、きっと肇はそれじゃ満足しないだろうな。 
  
 「プロデューサー、明日は空いてますか?」 
  
 「え? あぁ、うん」 
  
 「では決まりですね!」 
  
  しまった……つい流れにつられて勢いで頷いてしまった。 
  でもまぁ、肇が楽しそうだし……うん、良いか。 
  
  そんな感じで、俺の貴重な土曜日は川に流れる事となった。 
  
  
  
  
  
17Res/12.93 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 
書[5]
板[3] 1-[1] l20