125:名無しNIPPER[sage saga]
2018/08/10(金) 16:54:22.69 ID:xYguyNQm0
 「『部長に任せて悪くなったことなんて』とは言いましたけど、別に部長の指示だから今日対局をするわけじゃありませんよ。優希も私も、動機はあくまで」 
  
 「咲ちゃんとお姉ちゃんに仲直りしてほしいからだじぇ」 
  
 「……です」 
  
  
 和の若干不満そうな顔に、まこが失笑している。ああ、そういうことか。 
  
 「だから、つまりはですね部長。さっきの謝罪はナンセンスです」 
  
 「……そうね、たしかにナイーブだったかも。さっきのは取り下げるわ、忘れてくれる?」 
  
 「わかればええんじゃ」 
  
 ずいぶん恥ずかしい勘違いをしていた。こんなことに言われて気付くとは自意識過剰も甚だしい。 
  
  
  
 「竹井」 
  
  
 遠くのほうから呼び声が聴こえて思わず叫びたくなる。穴があったら入りたい想いだったんだし無理もあるまい。 
 ナイスタイミング!弘世さんのご到着だ。 
204Res/232.40 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 
書[5]
板[3] 1-[1] l20