69:名無しNIPPER[sage]
2018/07/27(金) 19:24:12.97 ID:YwSoJMOz0
 照が入りたさそうにウズウズしているが、今回は諦めてもらおう。亦野と淡だけでも場が荒れるのに、照まで加わると正直練習にならないのだ。 
 まだ暫くかかりそうな尭深を見て、そういえば……と亦野が切り出す。 
  
  
 「清澄との練習試合の件はどうなったんですか」 
  
 「えっ、清澄?」 
  
 急な話に、淡がきょとんとする。尭深も、こちらを向いてこそいないが手が止まっている。 
  
 「うん、明日かどこかで話がかかってるみたいで」 
  
 「ああ……そうだったな。その話もしなければならなかった」 
  
 遅かれ早かれ、この話をすることになるのはわかっていた。明日、照と卓につくもう一人には包み隠さず話すことになるからだ。が、残りのメンバーにも話すかは別問題、それは照のプライバシーだ。だからこそ今までなんと言うか思案していたが、亦野のほうから振られては仕方ない。 
  
 「照、お前から話しを頼む」 
  
 この件を、諸々どう話すかは、照に委ねよう。 
  
 「わかった、じゃあ私から。清澄との話は……」 
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