222: ◆B54oURI0sg[sage saga]
2019/03/27(水) 01:23:12.95 ID:OVYeofFDO
   
   
 私にとって司令官と龍驤さんは理想の恋人だった。多少歪な部分もあったけれどお互いに想い合う気持ちは本物だと思っていた 
  
  
 だからこそ私は司令官や龍驤さんの申し出を断り続けてきた。理想の二人に割って入るなんて駄目だと自分を抑え続けてきた 
  
  
 『朝ちゃん!駄目!それ以上考えなくていいから!』 
  
  
 さすがに耐えきれない時には甘えさせてもらったりもしたけれど一線は越えなかった 
  
  
 『朝ちゃん!!』 
  
  
 お嫁さんを裏切るような事はさせてはいけない。…だけど先に裏切っていたのはそのお嫁さんの方だった…? 
  
  
 なのに…そんな…始めから知っていたら私は…私は…? 
  
  
 ―奪えばよかったんですよ― 
  
  
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