893: ◆B54oURI0sg[sage saga]
2020/06/06(土) 05:19:25.18 ID:xN2dVukDO
   
   
 ―――仕方ありませんね、これからも挑まれるリスクを考えれば話してしまうのが一番ですか――― 
  
  
 そうして私は武蔵に全部ぶちまける事にした 
  
  
 「―――なるほどな…寄生体か、言われて見れば微弱ながら深海棲艦の気配もあるが…これは言われなければ解らんな」 
  
  
 ええ、ええ、あまりに雑魚過ぎて気配もしないと言いたいんでしょ!そうですよ!悪かったな! 
  
  
 「そして右腕だけは自由になる綾波か…さっきの技も綾波のものか」 
  
  
 「そうですよ、よく知りませんけど」 
  
  
 「その綾波とは話せるのか?」 
  
  
 「ええっと…」 
  
  
 ―――――― 
  
  
 「あれ?綾波?」 
  
  
 「どうした?」 
  
  
 「返事しなくなっちゃいました…」 
  
  
 「ふむ…他人とはあまり話したくないのかもな。綾波…近接戦闘を行う綾波か…」 
  
  
 武蔵が何か考え込んでいる姿を横目に…うぅ…何だか眠い…さっきまで死に物狂いで逃げ回ってたツケかなぁ… 
  
  
 「おい、大丈夫か?」 
  
  
 私を殺すとか言っていたのはあくまで本気を出させる為だったらしいが…ふぁぁ…そんな武蔵の心配する声が遠くに聞こえ… 
  
  
 そして私の意識は暗闇へと落ちていった 
  
  
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