50:名無しNIPPER[saga sage]
2018/08/04(土) 17:42:12.22 ID:fg1dRoV1o
  
 日向「その不安を消すために勉強しまくってた」 
  
 みこと「……」 
  
 日向「コンビニのレジで、私と同じ歳の子たちが友達と楽しそうにしてる――」 
  
  
 日向「それを見てて冷めていく自分に、これでいいのかって思うこともあった」 
  
  
 日向「そんな時だ。キマリたちがうちに来たのは」 
  
 みこと「……」 
  
 日向「無理して学校行ってたら、キマリたちが見えなかったかもしれないな」 
  
 みこと「見えない……?」 
  
 日向「その他大勢の女子高生の内の一人としてしか見れなかったってことだよ」 
  
 みこと「……」 
  
 日向「人生、どうなるか分からないもんだな。私の選択は正しいのかどうかは分からないけど、 
    間違ってはいないって思える」 
  
 みこと「……」 
  
 日向「キマリたちと一緒に目指した『あの場所』が、私の宝だったりするのだよ」 
  
 みこと「あの場所……?」 
  
 日向「世界の端っこだ」 
  
 みこと「……」 
  
 日向「今言ったことはキマリたちには言うなよ? 言ったらお仕置きがまってるからなぁ、にひひ」 
  
 みこと「――……」 
  
 日向「あれ、おーい、聞いてるかー?」 
  
  
 マリ「買ってきたよ〜、はい、日向ちゃん」 
  
 日向「おー、ありが……なんだ、サイダーか」 
  
 マリ「えー?」 
  
 みこと「……たちって、キマリさんと……?」 
  
 日向「報瀬って奴と、しょっちゅう話に出てるゆづのことだ」 
  
 マリ「何の話?」 
  
 日向「南極の話」 
  
  
 …… 
  
 … 
  
  
 ―― 太宰府天満宮 
  
  
 日向「……」 
  
 マリ「この旅が――」 
  
 みこと「――……」 
  
  
 …… 
  
 … 
  
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