杉山「大野なんて死ねばいいのに」
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8: ◆wIGwbeMIJg
2018/08/03(金) 13:17:03.12 ID:GdHGw1+H0
2学期末に向けてのテスト期間、気がつくと俺は国語の勉強ばっかりするようになっていたと思う。
もちろん他教科もがっつりやったけどどうしても大野の顔が横切るとモチベーションが低下してしまうのだ。

結果、二学期末テスト、俺はまたしても大野に惨敗をした。
しかし、溜息とともに抜け落ちる力でそれをどこか受け入れている自分がいることに気が付いた。
以下略 AAS



9: ◆wIGwbeMIJg
2018/08/03(金) 13:17:58.51 ID:GdHGw1+H0
結局俺は無期限に部活動に参加することを禁じられ、そのまま部を去った。
大野は俺が部活に行かなくなった後を追って驚くぐらい何の躊躇もなく部活を辞めてきた。

大野はあくまでも俺と一緒にいるつもりだった。
俺は大野に何も言わなかった。
以下略 AAS



10: ◆wIGwbeMIJg
2018/08/03(金) 13:23:11.86 ID:GdHGw1+H0
大野をほっぽいて一緒に帰った。
大野との約束をドタキャンしてデートした。

そして中二の夏

以下略 AAS



11:名無しNIPPER[sage]
2018/08/03(金) 17:52:28.64 ID:+WNHZQ4Vo
このSS読んでたらちょうどサッカーボール持った高校生くらいの二人組とすれ違って
なんか運命感じたわ。支援


12: ◆wIGwbeMIJg
2018/08/03(金) 19:48:52.86 ID:GdHGw1+H0
大野は天井のほうを向いてマジかよ…と呟いた後、早くね?中二だぞと俺の肩をがたがた揺すった。

大野の鬼気迫ったような表情に、なんだか笑えてくる。
この部屋で、あの女子に覆いかぶさった時に脳内を過ったのは、好きだと思った女との目の前の光景よりも大野のことだった。
大野がまだ知らないことを一足先に俺が知る、なんてそんな馬鹿げた優越感。
以下略 AAS



13: ◆wIGwbeMIJg
2018/08/03(金) 20:20:46.80 ID:GdHGw1+H0
杉山「男のこんな手なんかよりさ、柔らかいんだぜ。」

大野「…あっそう」

杉山「声もめちゃくちゃ高ぇし、髪も長くてさらさらしてるし、甘い匂いするし。」
以下略 AAS



14: ◆wIGwbeMIJg
2018/08/03(金) 20:26:19.01 ID:GdHGw1+H0
こんなに大声を出しまくってる大野も久しぶりに思えた。

大野「外にだしたよな」

杉山「…。」
以下略 AAS



15:名無しNIPPER[sage]
2018/08/03(金) 21:07:33.16 ID:ic1f/15SO
ホモ


16: ◆wIGwbeMIJg
2018/08/03(金) 21:18:44.33 ID:GdHGw1+H0
新学期。
新しい学年で皮肉なことに大野と俺はクラスが離れた。
願わなかったとは言え、若干ほっとしている自分がいることも確かだった。

俺の彼女は、またしても大野と同じクラスだった。
以下略 AAS



17: ◆wIGwbeMIJg
2018/08/03(金) 21:36:31.68 ID:GdHGw1+H0
終業式の前日、先日に受けた外部模試の結果が返却された。

大野と俺の偏差値は、10つ以上も違っていたのだった。
また俺の中に焦りがつのり始める。

以下略 AAS



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