10:モアイ ◆Dl5jVMEYM6[saga]
2018/08/28(火) 18:57:49.70 ID:YD4T5Nn70
烏森、いや宙心丸を封印してから半年
俺はまだそのことに慣れていない
もう妖が烏森に来ることはないけど
毎日寝れない俺は烏森に来る
「結!」
何をするわけでもなく学校を見渡せる場所に座って
今までの事を思い出す
「俺、どうなんのかなあ」
深いため息とともにふと独り言を漏らす
「らしくないこと言ってんのね」
驚いて後ろを振り返るとそこには見慣れた顔があった
「時音!なんでここにいるんだよ」
「別にあんたの場所ってわけでもないでしょ。ちょっと久しぶりに来たかっただけ」
「毎日昼間に来てるだろ」
「昼と夜じゃ違うでしょ。それにあんたもじゃない」
「うっせぇ」
こうやって時音と話すのも久しぶりな気がした
学校では会えないし、時々朝一緒に登校するくらい
…思えば俺は結界師として以外の時音をあまり知らない気がする
会話も続かないし、そもそも話題がない
今、結構チャンスなんじゃないか?
ここでグッと時音との距離を縮めー
「時音!あのさー
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