巌窟王「これは、嘘で世界を変える物語だ」 アンジー「あなたの名前は――」
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156:逆転の人 ◆SxyAboWqdc[saga]
2018/10/18(木) 22:00:39.33 ID:UUrQVaz70
ダヴィンチ(平和だった時間を嘲笑うかのように事件は起こる)

ダヴィンチ(今度の被害者は……またしても巌窟王だった。凄いなこの人。何回死ぬんだ)

ダヴィンチ(まあただ、結局蘇ったんだけど。あの空間、形而学上のものすら外に出さないらしいな。故に死んでも復活に必要な『何か』は残る)

ダヴィンチ(……ちょっとした結界だな、これ。だとするとあの世界の正体って……)

ダヴィンチ(おっと。思考が脱線しかけた。話を戻そうか)

ダヴィンチ(この事件は巌窟王が、犯人のある秘密を隠そうとちょっとだけ暗躍したんだけど)

ダヴィンチ(結局、最原終一に阻まれた。犯人は東条斬美であり、その行為にはありったけの悪意が注がれていたことは明るみに)

ダヴィンチ(この事件を境に、生徒同士に絆が産まれたことは事実だ。でも……こんな状況だったことが災いする)

ダヴィンチ(この空間で、ある種健全な関係など産まれない。知らない内、段々と歪みと亀裂が彼らの絆に混ざっていく)

ネロ「……」キョロキョロ

ネロ「神祖ロムルスがどこに行ったか知らぬか?」

ダヴィンチ「ローマの噂してれば出るんじゃない?」

ネロ「そうか。ローマ!」ビシイッ

カエサル「ローマ!」ビシイッ

カリギュラ「ロオオオオオオマアアアアアアアアアアア!」ビシイイイイッ

ダヴィンチ(うるさいなー。早く続きを読ませローマ!)ビシイッ




回想

東条「……え、と。巌窟王、さん」

巌窟王「もう何も言わなくていい。早く仲間たちのところへ戻るぞ」

東条「私は……」

巌窟王「裏切り者だから、か? ならばもう一度やり直せばいい」

東条「!」

巌窟王「……そうだろう? 最原」

巌窟王「ン? 最原?」

最原「」チーン

東条「……多分だけど、吹き飛んだモノスケの頭がモロに後頭部に当たったようね」

巌窟王「だから離れていろと言ったのだ」

最原「う、うう……大丈夫。気絶はしてないから」フラフラ

巌窟王「戻るぞ」

最原「うん」



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