巌窟王「これは、嘘で世界を変える物語だ」 アンジー「あなたの名前は――」
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345:逆転の人 ◆SxyAboWqdc[saga]
2019/02/27(水) 18:15:16.62 ID:I88TvUoT0
赤松「で、でもよかった。なんとか無事みたいだね」

セミラミス「そうだな。今日一日くらいは生きることができるぞ。流石に腹を貫かれたときに霊核が砕けて、そう長くは生きられぬが」

セミラミス「見よ。モノクマがやったのだが、ガムテープで我の腹が無残にもグルグル巻きだ。外したら死ぬからどうしようもない」グチャァァァ

赤松「」

百田「全っ然! 無事じゃねぇーーー!」ガーーーンッ

天海「巌窟王さん!」

巌窟王「……」

ナーサリー「風聞だけど、カルナが似たようなことをやっていたのを知っているわ」

ナーサリー「彼女はもう『死んでいる』。少なくともサーヴァントとしては」

ナーサリー「ただ全力で死に対して抗ってるだけよ。精神力だけでね」

巌窟王「……俺の宝具の範囲が及ぶのは瀕死までだ。死亡している者はどうしようもない」

巌窟王「そうか。キーボがセミラミスを連れ去ったのは殺す気がなかったからではなく」

最原(……単純に殺しきれなかっただけ……!)

赤松「……ぐっ……! ぜ、ぜみらみずざ……!」ブワアッ

セミラミス「!?」ガビーンッ

赤松「ぶ、ぶじとかっ……ぐずっ……ぶじなんがじゃ、ないじゃんっ……うええええええ……!」グスグス

セミラミス「……!?」オロオロ

セミラミス「何故泣いておる? スギ花粉か? いや、この学園にスギはなかったな……心因性のなにかか?」アタフタ

春川「どうして……そんな状態になって生きてるのって、どんな気分? そこまでしてなんで生きてるの!?」ガタガタ

春川「素直に死んじゃったほうが遥かにマシじゃん! なんでッ!」

セミラミス「……確かに今すぐ舌を噛み千切って死にたいくらいの最悪の気分だが……む。いや今のは忘れよ。普通にしてるだけで死ぬのだったな」

セミラミス「まあ、安心せよ。我もこういうことは二度目だ。霊核が砕けた状態で夜明けまで生き延びたこともあるぞ?」

セミラミス「やらなければならないことが一つだけある。それをやりきるまでは死ぬに死に切れん」

巌窟王「……セミラミス……」


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