巌窟王「これは、嘘で世界を変える物語だ」 アンジー「あなたの名前は――」
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471:セミラミス「どけっ!(蹴)」 巌窟王「がはあ!?」 ロムルス(躊躇がない)  ◆SxyAboWqdc[saga]
2019/06/13(木) 20:29:59.25 ID:SAuv7Moy0
アンジー「……あーあ……台無しだなー、もー」

入間「おいおいおい! 巌窟王を落としちまってどうすんだよ!」

星「一応無事みたいだが」

赤松(セミラミスさんに蹴り転がされてる……)

白銀(気のせいかな。あの段ボールの残骸、見覚えがあるような……)

アンジー「負けでいい」

東条「……え?」

アンジー「アンジーが言うよ。絶対に彼は言わないだろうからさー」

アンジー「彼はもう負け。この進路はここでお終い。少なくともアンジーの票は終一の進路に入れるよ」

入間「!!」

東条「……いいの? それで、本当に」

アンジー「もうこれ以上は無理だよ。彼が口を開いちゃった時点で負け確定に近いしさー」

アンジー「……みんなも終一の票に鞍替えしてくれると嬉しいんだけどなー」

真宮寺「ここまで引っ張ってきた巌窟王さんの負けをマスターの夜長さんが認めた」

真宮寺「……それなら僕も、意地を張る必要はないかもネ」

入間「……ダサイ原。一つ聞かせてくれよ」

最原「なに?」

入間「なんであっさり巌窟王を助ける方法はないって言ったんだ?」

入間「……人間は消極的事実の証明はできない。『ないこと』を完全には証明できない」

入間「キーボの修繕方法や、赤松と真宮寺が破壊したパソコンの中身を探してたときはもっと必死だったよなァ……?」

獄原「……そっか。それなのになんで巌窟王さんの救出方法に関してはあっさり諦めたんだろう」

最原「理由は簡単かな。『どっちにしろ同じ』だから」

最原「……巌窟王さんが助かろうが助かるまいが、僕たちの目の前から消えるって結果は一緒でしょ。帰れるか帰れないかの違いだけだ」

獄原「は? い、いや! 確かにそれは一緒かもだけども……!」

最原「あともう一つ。これが一番大きな理由だ。彼は『助けてほしい』って思ってない。言えないとかじゃなくて本気で思ってない」

最原「……気がする」

赤松(気が!?)ガビーンッ


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