328:Falsemanの人[saga]
2018/08/23(木) 22:28:08.36 ID:oQ0uipGU0
暗殺者「質問の答えはまだか?」
勇者「答えか。自分は君と似てるとは考えてない。むしろどこを見て似ているのかを理解できない」
暗殺者「似ている。貴方は魔王を刈るのが任務。私は標的の命を刈るのが任務。
どうだ。似ているだろう。口調もな」
勇者「では、もし任務を放棄した場合は?
自分は放棄したとしても責める人間はどこにもいない。しかし暗殺者はどうだ。サボりは許されるか?」
暗殺者「そんなことはしない。そもそも嫌な依頼は受けないし、勇者は既に任務を達成している。
……これが違いか?」
勇者「だとして、納得いったか?」
暗殺者「いってない」
勇者「……自分は暗殺者にならない。暗殺を生活の糧にする事に抵抗がある。
そして口調はおそらく両親の影響と考えられる」
勇者「(あの2人は本当に殆んど喋らない)」
暗殺者「………なぜ抵抗がある?生活の種だぞ?」
勇者「(……成る程。生まれた頃からの教育か。暗殺への抵抗をなくす教育を…。
恐ろしいものだ。再教育、道徳をインストールさせる必要あり。昼までに実行……できるだろうか)」
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