32: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2018/08/10(金) 00:17:43.52 ID:OipDTOFK0
○
やがて、お姉さんが指を鳴らす。
「どうかしら? どうかしら?」
お姉さんは、二つ折りの大きな鏡を持ってきてくれて背面もしっかりと確認してくれる。
「なんか、頭が軽いです」
「そりゃねー。こんな切ったからねー。で、どうかしら?」
「いつもどおり、文句なしで素敵です」
心の底からそう思える出来栄えだった。
「もう! それは素材が最高だからよ! 誰が調理したっておいしくなる食材使ってるんだから!」
あはは、と愛想笑いを返す。
「逆に凛ちゃんで失敗できる美容師なんてカスよ! カス!」
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