43: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2018/08/10(金) 00:23:11.32 ID:OipDTOFK0
○
一通りの質問に答え終わると、彼がぱちんと手を叩く。
「凛、よく聞いて」
「うん」
「厳しいよ。今のままだと」
「……うん」
「法律的なこととか、いろいろ。今のままじゃ開業するのは難しいと俺は思う」
何も言い返せなかった。
けれど、私の目標を本気で言っていると思って、真剣に考えてくれることがわかるので悪い気はしない。
「そこで提案なんだけど」
「……? うん」
「凛はその目標、どれくらい本気で言った?」
「結構本気だよ。……アイドルやってた時と変わらないくらい」
「じゃあ大丈夫。絶対できる」
彼は何かを決心したように、うんうん頷いていた。
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