智絵里「うさぎさんにチョップしたらタイムスリップしてしまいました」
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21: ◆vNoifR2vNc[saga]
2018/08/15(水) 12:32:21.72 ID:2c4OR7u90


P「ん?智絵里がそんなことを言うなんて珍しいな。……なら、事務所に戻る前にどこかに寄っていこうか。まだ時間も早いしな」


あ、あれ……??これ、もしかして、で、で、でーと……??

プロデューサーさんは、わたしを気遣って右手を差し出してきます。


P「ほら、行こう、智絵里。……立てるか?」

智絵里「あぅ、あの、は、はい……」


その手をゆっくりとわたしが取ろうとしたとき。


美穂「え、えっと……私、もしかして、お邪魔でしたかね……?」


後ろからひょこっと、美穂ちゃんがほんのり顔を赤らめながら、苦笑いで現れました。


智絵里「み、美穂ちゃん……!!」


そのとき、緊張は一気にどこかへ行ってしまって、わたしは美穂ちゃんにぎゅーっと抱きついてしまいました。


美穂「わ、智絵里ちゃん……!?どうしたの……??」


50年先の世界でもらった、美穂ちゃんの気持ち。その壮大な思いに、感謝が抑えられなくて。

とたんに泣き出したわたしの背中を、美穂ちゃんは困ったような声を上げながらも、ゆっくりと撫でていてくれました。


美穂「プロデューサーさん……智絵里ちゃんになにか、したんですか……?」

P「……待て、美穂。その目は何か誤解している。天地神明に誓って、やましいことは何もしていない」


わたしの頭の上で、そんな会話が聞こえます。


智絵里「え、へへ……大丈夫、だいじょうぶ、だけど……いまはこうしてたいな……っ」


美穂ちゃんの胸の中で、安心感に包まれながら。

さっきまで一緒にいた、未来のみんなのことを想いました。




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