男「鬱だ死のう」死神「命を粗末にしてはダメよ!」
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1:名無しNIPPER[saga]
2018/08/16(木) 16:42:09.95 ID:MV2IJl3D0
――男の部屋――
PC『――が午前2時ぐらいをお知らせします』
カタカタカタカタ
男「……」
PC『あんっあんっ……!』
男「ぷっ……ぐふふっ……」
男「……」
男「……ふう」
男「……」
男「何やってんだろ、俺。むなしい……鬱だ死のう」
男「ん、丁度手元に麻縄が……。丁度いい、これで首吊って死ぬか……」
男「意外と引っ掛けられそうな場所がないな……カーテンレールでいいか」
男「よし、準備OK……」
男「後はひと思いに……」
スゥ
死神「こらー!」
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2:名無しNIPPER[saga]
2018/08/16(木) 16:43:13.83 ID:MV2IJl3D0
ガシッ
男「ぶおっ!?」
ギュウウウ
3:名無しNIPPER[saga]
2018/08/16(木) 16:43:54.27 ID:MV2IJl3D0
男「……」
男「って! つーかお前、誰!? 何勝手に俺の部屋に侵入してんの!?」
死神「私はしがない死神よ。細かいことは後で」
4:名無しNIPPER[saga]
2018/08/16(木) 16:44:35.32 ID:MV2IJl3D0
ズズズズズ……
男「!? ……何だ、急に寒気が」
5:名無しNIPPER[saga]
2018/08/16(木) 16:45:01.86 ID:MV2IJl3D0
縊鬼「あらヤダ、あんた死神なの? やーね、あたしの邪魔をしに来たわけ?」
死神「貴様のやっている行為は、我々死神の職分に対する妨害行為なのよね。魂の管理者は死神だけで十分よ」
縊鬼「こんの小娘が、イキがってるんじゃあないわよ! もともとはあたしたちの方が格上だったってのに!」
6:名無しNIPPER[saga]
2018/08/16(木) 16:45:33.74 ID:MV2IJl3D0
ヒュルヒュルヒュル
男「う、後ろだ!」
死神「な!」
7:名無しNIPPER[saga]
2018/08/16(木) 16:46:02.19 ID:MV2IJl3D0
男「!!」
死神「私だってそこまでヤワじゃないわよ、この妖怪ババア! いや、ジジイかな」
縊鬼「あ、ぐっ……首がっ……!」
8:名無しNIPPER[saga]
2018/08/16(木) 16:46:36.02 ID:MV2IJl3D0
シュゥウウウ
男「な……」
死神「ふう、一丁あがり。ん、何よ、そんな浮かない顔をして。不慮の死を遂げずに済んだんだから喜べばいいじゃないの」
9:名無しNIPPER[saga]
2018/08/16(木) 16:47:13.36 ID:MV2IJl3D0
男「んー……それもそうか」
死神「でもまあ、縊鬼退治に手を貸してもらったっていうのもあるし」
死神「特別に、貴様の死期を教えてあげてもいいけど?」
10:名無しNIPPER[saga]
2018/08/16(木) 16:47:54.98 ID:MV2IJl3D0
〜未明〜
男「zzz……、ハッ」
男「何だ……夢……だったのか?」
11:名無しNIPPER[saga]
2018/08/16(木) 16:48:27.23 ID:MV2IJl3D0
――――――――
――
死神「言ったでしょ、100年以内に確実に死ぬって。それは100年後かもしれないし、1秒後かもしれないの」
12:名無しNIPPER[saga]
2018/08/16(木) 16:49:25.29 ID:MV2IJl3D0
「本日午前8時過ぎ、東京都板橋区△△の民家で無職の男性(33)が仰向けになって倒れているのが発見され、病院に運ばれましたが間もなく死亡が確認されました。
死因は窒息死とみられ、通報した男性の母親(62)は、
13:名無しNIPPER[sage]
2018/08/16(木) 18:06:48.80 ID:KQFWE7EPO
胸糞エンドかあ
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