15:名無しNIPPER
2018/08/19(日) 10:53:02.72 ID:lrCZX+po0
クロの身体はとても軽くて、筋トレしているとはいえ女の私でも軽々と運ぶことが出来てしまう。
なんだかちょっと心配になってしまうくらいの軽さだ。
落ち着いて目を瞑っているクロの顔を見つめる。クマがすごくて、髪もぼさぼさ。ちゃんと身だしなみ整えれば、すごく可愛くなると思うんだけどな。
……まぁでも、あんまり可愛くなって、いろんな人が近づいてきたら……ね。
またちょっと目が怖くなってる気がしたので、かぶりを振って打ち消した。
少し息が上がってきたぐらいで、私はようやく保健室に到着した。
「すみませーん」
声をあげて、ちょっとはしたないけど足で保健室のドアを開ける。
だけど、薄暗い保健室の中には、折悪く先生はいなかった。
「あちゃ、タイミングが悪い……」
まあでも、酔っぱらいなんて寝かせる以外に対応なんてないだろうし。
私は、抱っこしているクロを、近くのベッドに寝かせることにした。
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