国王「魔王を倒しにいきなさい」勇者「分かりました、行きますよ」
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2:名無しNIPPER[saga]
2018/08/20(月) 19:09:09.98 ID:d0IYHdYEO
スマホの連絡帳でイケそうな奴を探してみたが、彼女と鬼怒川温泉に行ったり、メガバンクのインターンに参加したり、ユーラシア大陸横断に挑戦していたりと、誰ひとり魔王討伐に参加してくれるナイスボーイ、ナイスガールはいなかった。

勇者「大学のラウンジでめぼしい奴探してくるかぁ」

俺は某大学某キャンパスの食堂に行った。ここの食堂は近未来的で好きだ。でも夏場は冷房がない上、開いた天井から蚊とか蝉とかモスラとかヤバい虫がガンガン入り込んでくる。流石に夏休みの大学は閑散としていた。

デブ「フェへへwwwジャンヌ・オルタたそかわいいでござるなーwwwデュフフwww」

デブがスマホを凝視していた。こいつは騎士。俺の友人ではないし、知り合いでもない。だが、これから魔王を倒す唯一無二の親友となる男だ。

勇者「こんにちは!」

デブ「あっwwwうぇっwwwうぇっwww」

勇者「隣、座ってもいいか?」

デブ「あっwwwもしwwwもしかしてwwwぼきの身体狙ってるみたいなアレwww」

勇者「?」

デブ「じゃあ、ないですよねぇ……www(震え声)」




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