10:名無しNIPPER[saga]
2018/08/21(火) 18:32:58.08 ID:lpSP5emkO
響「ごちそうさまでした」
小鳥「あら、もういいの?」
まるでこの後にも何かが登場するのを予言するかの如く、猿はお弁当を残しました
響「うん、もう大丈夫だぞ。ありがと」
猿はおばあさんがどこかで無くしてしまった爛漫さをたたえた笑顔で、お礼を言いました
小鳥「…猿かぁ……」
おばあさんは長年の事務員人生で培った計算能力を活用しましたが、連れていくことに対するメリットを見出だせませんでした
響「あ、ホントに!じゃあ帰るね自分!」
雪歩「!!!…くぅーん!」
なんの躊躇いもなく帰りかけた猿を見つめながら、犬が哀しそうな鳴き声をもらしました
響「……」
雪歩「くぅーん…響ちゃん…くぅーん……」
犬猿の仲、という言葉など嘘のような光景が、おばあさんの眼前で繰り広げられていました
響「一緒に…行くぞ……」
小鳥「あ、そうなのね、来ちゃうのね」
雪歩「よ、よかったですねおばあさん!楽しい仲間が増えましたぁ!」
こうしてあらたに猿を加えたおばあさん一行は、街コンに向かって再び歩き出しました
39Res/23.01 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20