丹生谷「勇太をなんとしてでも独占したい!2」
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16: ◆pkD6GEA.uY[saga]
2018/08/29(水) 19:32:53.86 ID:YDitP8hM0
丹生谷「そうね、富樫君危ないから、告白の練習に戻しましょ///」
勇太「すまん///」
丹生谷「あ、前半の続き思い出したんだけど。はっきり言ってあの告白、
イケメン喋りでも普通でも、心に響くものじゃなかったのよ。普通に好きって言ったらいいわよあんた」
勇太「でも世界一かっこいい告白したい......」
丹生谷「その告白の基盤が揺らいでるから問題なんでしょ!」
勇太「なあ、俺どうすればいい?」
丹生谷「普通に、六花、好き、を大声で叫んだらいいんじゃない?」
勇太「あまあまカップルか!恥ずかしいわ///」
丹生谷「青春ってそんなもんじゃない///」
勇太「......///」
丹生谷「さ、あついんだしさっさとやりなさい」
勇太「まって......俺の本気を出す」
丹生谷「うん......」
勇太「りっかー。好きだ―」
丹生谷「声が小さい!」
勇太「りっかああああああああああああああああ!!!!好きだ!!!!!!!」
丹生谷「きゃっ!びっくりするでしょ!!!考えて!!」
勇太「りっかーーー。好きだ―」
丹生谷「棒読みじゃ心がこもってないわよ!」
勇太「りっかふうううううううううう!!!」
丹生谷「ふざけるんじゃないわよ!告白でふざける気!?」
勇太「りっがあああああああああ!!!!!!」
丹生谷「うるさい!!!ドラマチックじゃない!」
勇太「はぁ......はぁ......はぁ......」
丹生谷「どう?小鳥遊さんに熱い気持ちこもった?」
勇太「疲れた」
丹生谷「男の子でしょ。頑張りなさい!」
勇太「とにかく、恐怖心が消えたような気がする」
丹生谷「電話が鳴っても強引にキスできるみたいに?」
勇太「ああ!魔力が全身に籠った全能感を感じる!」
丹生谷「じゃ、この調子で告白できるわね」
勇太「待った!......やっぱり心配。練習させて」
丹生谷「分かったわ。.......はい」
勇太「六花のことが好きです!」
丹生谷「......分からない」
勇太「は?」
丹生谷「ねえ......と、富樫君。六花をにぶたにって言い換えてほしいなって。
告白するときのドキドキ感が、小鳥遊さんじゃ......分からないの」
勇太「それって不倫だろ」
丹生谷「分からないのよ!......分からないの......」
勇太「つまり、声の声調ならわかるけど、
その真意を六花で映すと、他人に思えて告白チックに聞こえるか分からないってこと?」
丹生谷「そうそう!」
勇太「......」
丹生谷「......だめ?///」
勇太「あとで言いふらしたりしない?お前こういうの好きだから」
丹生谷「うん......」
勇太「ダメダメな俺に色々なことを教えてくれて感謝してる」
丹生谷「いいの!?」
勇太「勘違いするなよ!好きとかそういう意味じゃないからな」
丹生谷「うん......」
勇太「にぶたにー好き......」
丹生谷「なにそれ!?ちっさ!いやがらせ?」
勇太「恥ずい///」
丹生谷「もっと頑張んなさいよ!」
勇太「丹生谷―好きだ―!」
丹生谷「もっと大きく!」
勇太「にぶたにいいいいいいいいいい!!!!大好きだ!!!!!!!」
丹生谷「あっはっは/// うふふ///」
勇太「丹生谷、好きだ!」
丹生谷「......///」
勇太「......どうした?」
丹生谷「......いいかも/// 合格」
勇太「やったーーーーー!!!ありがとな。丹生谷」
丹生谷「ううん/// 当たり前でしょ///」


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