モカ「あたし、泣くと思うよ〜?」
1- 20
16: ◆hvVUYTmsCIUZ[saga]
2018/09/03(月) 00:23:13.85 ID:eARP+2sV0
 男の目から、雫が一つ、頬を伝った。

 嗚咽を漏らしながら、とめどなく溢れる涙を手の甲で拭い続ける。

 頭を下げて、子供のように泣きじゃくった。

 偶然さらった女の子が、自分の存在を証明してくれた。

 その事実が、男を救った。

 自分が生きてきた道は、無駄ではなかった。

 意味無くなかった。

モカ「そんなに泣かないでよ〜」

 と、のんびりした口調でモカが慰めたが、

 それでも涙は止まらなかった。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
24Res/15.87 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice