【モバマス】時子「30mmの彼方から」
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4: ◆Ava4NvYPnY[saga sage]
2018/11/03(土) 16:37:17.59 ID:1iL2fWn50

会社の敷地内に建てられている寮の屋上から、往来のほうへ視線を放る。

ふ、と息をつき、私は目を細めた。

以下略 AAS



5: ◆Ava4NvYPnY[saga sage]
2018/11/03(土) 16:38:14.07 ID:1iL2fWn50

時子「盗み見なんて、躾がなってないわ」

ちひろ「候補生の子の管理は、事務員の業務の一つですから」

以下略 AAS



6: ◆Ava4NvYPnY[saga sage]
2018/11/03(土) 16:39:28.20 ID:1iL2fWn50

――さすが財前家のご令嬢。なんでもこなされますね。


――お見事です、時子さんに敵う相手なんて、他のどこにも……
以下略 AAS



7: ◆Ava4NvYPnY[saga sage]
2018/11/03(土) 16:40:54.95 ID:1iL2fWn50

時子「相変わらず派手な制服ね……そんな目に痛い服、いったいどこに売ってるのかしら」

ちひろ「ふふ、よく言われます。でも案外、着心地は良いんですよ?」

以下略 AAS



8: ◆Ava4NvYPnY[saga sage]
2018/11/03(土) 16:42:40.11 ID:1iL2fWn50

時子「それで? 鍵を閉めるんじゃなかったの?」

私は扉を指さしながら、彼女を一瞥する。

以下略 AAS



9: ◆Ava4NvYPnY[saga sage]
2018/11/03(土) 16:44:22.84 ID:1iL2fWn50

ちひろ「面白い話……時子ちゃ……時子さんがスカウトされたときなんて、面白かったですよ」

時子「……」

以下略 AAS



10: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2018/11/03(土) 16:49:42.95 ID:1iL2fWn50

――――――
――――
――

以下略 AAS



11: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2018/11/03(土) 16:51:48.64 ID:1iL2fWn50

黄緑の事務服を着た女性。その傍らには、普通のスーツを着た二十代半ばの男性だ。

時子「……世の中にはとんだ変態もいるものね」

以下略 AAS



12: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2018/11/03(土) 16:55:02.98 ID:1iL2fWn50

私は黙って振り返る。さっきの、黄緑女の横にいた男性だ。

下を見遣ると、なるほど確かに私のハンカチが落ちていた。いつもなら取り巻きが我先にと拾いにかかるのだが、当然その男性はそんなことをしないだろう。

以下略 AAS



13: ◆Ava4NvYPnY[saga]
2018/11/03(土) 16:57:38.73 ID:1iL2fWn50

同じようにただ黙って彼を睨めつけていると、彼は何を思ったか、ほんの少し頭を垂れ、捧げるようにハンカチを私の前へ差し出した。

一瞬呆気にとられ、変な感覚が全身を走った。私はなるべくその様子を見せず、冷たく言い放つ。

以下略 AAS



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