冷泉麻子「そど子卒業に際して」
1- 20
17: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/11/14(水) 19:50:16.46 ID:Nn2yIfhz0

「……そど子に説教されたら遅刻しなくなるものなのか」

 失言だったらしく、私の言葉にそど子は「はあっ!?」と、より一層、語気を強めた。

「私が何のためにここまでやってると思ってるのっ!?」

 何のために……。

「それは自分で言っただろう。遅刻した生徒を取り締まるためなんじゃないのか」

 そこでそど子は、一瞬、口を噤んだ。
 しかしすぐに勢いを取り戻し叫ぶ。

「もう、いいから、校舎に入りなさいっ!」

 ……意味がわからない。
 が、まぁそど子の気が短いのは今に始まったことじゃないか。

 私は「はいはい」と大人しく従い、そど子の隣を横切る。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
68Res/37.06 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice