バットマン「グランド……オーダー?」レオナルド「その3だね」
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115: ◆GmHi5G5d.E[saga ]
2018/11/25(日) 20:51:12.33 ID:cGh5K5DM0



 必死に駆けるモードレッドはそれを見た。街の中心部、霧の中で青白い光が瞬くのを。それは徐々に輝きを増して行く。間に合うか? いいや、間に合わせなければ。世界を救わなければ。騎士として、信頼に応えなければ。

 だが実際、連戦に次ぐ連戦のせいでモードレッドは消耗していた。走る足元がよろめき、バランスを崩しかける。毒もまだ、完全に消えていない。汗を垂らし、荒い呼吸で必死に進む。その努力をあざ笑うかのように、青白い光は一層強まった。

 ドオン。ロンドン中の空に、爆発音が響き渡った。蒼い稲妻が霧を伝い、爆発的な活性化を……


 ……活性化を、引き起こさなかった。間に合わなかった騎士は、霧の中、黄色く輝く存在を見た。





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