バットマン「グランド……オーダー?」レオナルド「その3だね」
��↓ ��1- ��覧 ��板 ��20
614: ◆GmHi5G5d.E[saga]
2019/05/05(日) 03:36:30.42 ID:69VCOY9o0



 エジソンも、もはや消滅の危機に瀕していた。背中から光の粒が立ち昇り、彼の身体は削られて行く。

 だが、それでも、彼は集中した。愛する彼の故郷を守るため……世界を、守るため。枯渇する魔力、身を絞られるような苦痛に、彼は呻きながら抗う。天才とは、1%の閃きであり、99%の努力である。ならば戦うべし。


 そうして全力で放たれたサポートの光を、デスストロークは背に受けた。彼もまた、とうに限界を迎えた身体に鞭打ち、拳を構えてドゥームズデイに向き合う。


「審判の日か。さしずめここは裁判所だな」
「笑えるジョークだ」


 軽口を叩くペンギンに、デスストロークは真顔で返す。二人は互い違いにすり足で移動し、ドゥームズデイの周囲を衛星じみて回り出す。ペンギンもまた、油断ならない戦闘力の持ち主。


 だが、ドゥームズデイは小癪とばかりに吼えた。空気の震えが戦士たちの肌を打ち、一瞬の怯懦を生んだ。一瞬。十分すぎる隙。


 直後、ペンギンの腹部に拳がめり込んだ。何が起きたか理解する暇もなく、彼は吹き飛ばされ、地面深くへとめり込んで行った。


 デスストロークは低姿勢で駆け、今しがたコブルポットを殴りつけたドゥームズデイへと拳を叩き付けようとする。だがドゥームズデイは信じがたい速度でデスストロークへと向き直り、カウンターの蹴りを……


「っぜええええい!!」


 そこへ、ギリギリでフィンが割って入り、横に構えた槍で蹴りを受け止めた。衝撃が彼の全身を突き抜け、大きく弾き飛ばす。


 デスストロークは瞬時に判断し、流麗な動作でフィンを回避。回し蹴りでドゥームズデイの顔を狙う。


 ドゥームズデイはこれに反撃しようと、腕を持ち上げようとした。が、動かない。凍結している。コンマ数秒の遅れが生じ、ムチのような蹴りがドゥームズデイの頬を打った。


 手応え、あり。デスストロークは反動に耐えながら、姿勢を戻そうとする。だが直後、隕石のような拳が彼を直撃し、スレイドの体構造を滅茶苦茶に破壊しながら振り下ろされた。


 デスストロークは吐血にまみれながら、それを見る。ドゥームズデイの、怒りに見開かれた瞳を。所詮は焼け石に水だったか。


 しかしそこへ、電撃じみた速度で何かが飛来。それはライオンのたてがみをたなびかせながら、ドゥームズデイへ拳を叩き込む。

 エジソンである。彼は消滅しながら肉弾戦を挑んだのだ。


「う、グアァァァァァァァア!!」


 苦悶の声と共に、拳が振り抜かれる。直撃した拳は砕け、儚い光粒となって消える。だが、それでも、エジソンは最期の一瞬まで、責任を放棄する事はなかった。


 ドゥームズデイは反撃のビームを目から射出した。そのエネルギーの奔流はエジソンを直撃し、粉々に打ち砕いた。


 光の粒の残滓が舞う中、スレイドは自らを支えていた最後の魔力が消えた事を知った。もはや彼の肉体は原動力を失い、不死性のみが残る苦痛の檻と化した。


 だが、それでも、スレイドは彼が見た命の輝きに殉じると決めた。もはや人間とさほど変わらぬ肉体になり果てても、否、なり果てたからこそ、彼は起き上がる。


(見たのだ。俺は命の真実を見たのだ)


 ナパーム! 生きたまま焼かれる仲間! 右目に飛来する弾丸! 血塗れの息子! 今、立ち上がる自分の怒り! それらに何の違いがあろう? 怒る権利ならば持ち得るハズだ! 怒り、命を燃やす権利ならば!!


 デスストロークは地面に手を突き、叫びながら起き上がる! フィンも体勢を立て直し、ドゥームズデイへと飛び掛かる。だがもはや、残った数人だけでは何の時間稼ぎにもならない事は明白であった。


 そんな中、カルナとアルジュナは、戦況が絶望的であると知りながらも集中を深めて行く。






<<前のレス[*]|次のレス[#]>>
841Res/551.48 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice