145: ◆/CNkusgt9A[saga]
2018/11/21(水) 04:25:01.13 ID:6XOGb91so
俺はおもむろにスマホを取り出すと、いつものように耳元へと持っていった。
岡部「……俺だ」
まゆコ『状況を』
いつものように、と言ったが、いつもと違うことがひとつある。
岡部「あぁ、機関のやつら、相当に焦っているらしい。ついに遠距離錯乱電波照射装置を使い始め、すでに仲間が2人ほどやられてしまった」
まゆコ『何っ!? あれは人類にとって諸刃の剣のはずです!』
それは、機関に関する定時報告が、ケータイを使った独り言ではなくなった、ということ。
岡部「そう焦るな。この俺、鳳凰院凶真が再びよみがえり、世界を混沌へと導けばよいだけの話なのだろう?」
まゆコ『フフッ。さすが、鳳凰の名は伊達ではありませんね』
そしてそれは、今後の俺の報告に対して、ちゃんとした返事が俺の耳に届く、ということでもある。
岡部「貴様の能力を借りるまでもない。安心してそこで見ているがいいさ」
まゆコ『お手並み拝見といきましょう。それでは、例の合言葉を』
――――まゆコが、鳳凰院凶真の半身となった。
岡部「エル・プサイ・コングルゥ!」
まゆコ『エル・プサイ・コングルゥ!』
おわり
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