まゆり「あなたは誰ですか?」岡部「……ッ」
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4: ◆/CNkusgt9A[saga]
2018/11/20(火) 21:29:02.94 ID:TX6juVmuo

 そんな話をしていると、ふいにラボの玄関の扉がガチャリと開いた。


まゆり「……あ、オカリンにクリスちゃん」


 ラボメンナンバー002、椎名まゆり。俺がα世界線を脱出する目的そのものだった彼女は、今俺の目の前に居て、動いて、声を出して、生きている。
どことなく、その声に違和感があった。


紅莉栖「ハロー、まゆり。どうしたの? 元気なさそうだけど」

岡部「暑さにやられたか? ドクペなら冷蔵庫の中に冷やしてあるぞ」

まゆり「ううん、ちょっと寝不足なので……す……」クラッ

紅莉栖「うわっとと。大丈夫?」ダキッ


 よろめいたまゆりを紅莉栖が抱き留めた。しかし、あの健康優良児の代表選手が寝不足だと?


岡部「戦利品のアンパッキングで徹夜でもしたか? とりあえずソファーで休め」


 そう言いつつ俺はソファーから立ち上がった。


まゆり「ありがと、オカリン。でもね、ソファーとうーぱクッションに挟まれるとね、たぶん、眠くなっちゃうから……」

紅莉栖「寝てもいいのよ? 私がこのHENTAIから守ってあげる」エヘン

岡部「おい」


 なぜ俺が幼馴染に手を出さねばならん。ここにダルが居たら話がややこしくなっていたことだろう。
 まゆりは決まりが悪そうに小さく首を振った。


まゆり「ううん。あのね……」

まゆり「まゆしぃ、最近怖い夢を見るのです……」



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