【ミリマス】麗花「空に手が届いたから」
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29: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2018/11/26(月) 22:06:09.22 ID:4QLiHviq0


ひたすらに手に書いた文字を見つめながら歩いていたが、
信号で立ち止まった時、横断歩道の先にある公園を見つけた。
その時、会議室で一瞬だけ思い出した映像がもう一度だけ蘇る。


「あ、ここだ」


信号が青になる間が長く感じるほど、俺の中で時間は止まる。
横断歩道を渡りきったあと、俺は傘をさしたまま誰も居ない公園を歩き回る。

広い公園だった。


今みたいに同じ景色を見たらまた少し思い出すかもしれない。
淡い期待を胸に公園の奥まで進む。だんだんと雨のせいで靴下まで濡れてくる。
蒸し暑くて、かいた汗でシャツもベタベタだ。




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