【シャニマスSS】甜花「シンデレラと」夏葉「サンドリヨン」
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21: ◆/rHuADhITI[saga]
2018/12/04(火) 23:50:24.88 ID:I+Xf9OEw0
甜花「劇団にも、昼休みってあるんだね。学校みたい……」

P「人の集まりだからな。食事とか休息の時間を、取らないって訳には行かないさ」

P「それはそうと……今から演出家の人に挨拶するけど、心の準備は大丈夫か?」

甜花「お願いします、って言うだけなら……たぶん……」

甜花(怖い人だったから……本当は、かなり緊張してるけど……)

P「そう……か。そうだな。少しでも、演出家の人の事を知っておこうか」

甜花「演出家、さんの……」

P「この業界では名が知れている人だし、知っておいて損はない」

P「甜花は、名前くらい聞いたことあったか?」

甜花「ううん……」

甜花「あ、でも……行きの車で、この劇団のこと調べたら……」

P「真っ先に名前が出てきたか」

コクリと頷く。

P「脚本家としても高名な人だしな。今回の脚本だって、あの人が書いている」

P「多分……この劇団よりも、演出家さん個人の方が有名なんだろうさ」

プロデューサーさんの表情が、一瞬だけ寂しそうに見えた。

自分の、単なる気のせいかもしれないけど。

P「……加えて、突拍子もないことで有名だからな。ひょっとしたら脚本の事で何か聞かれるかも」

甜花「あ、えっと……」

甜花「その時は、甜花……どうすればいい……?」

P「正直に答えてしまって問題ない。分かりません、でもいい」

P「下手に取り繕うのは、多分最悪の手だな」

甜花「わ、わかった……甜花、頑張るね……」

P「よし、もう大丈夫そうだな」

甜花「え……? あ……」

P「それじゃあ、行こうか」

甜花「う、うん……!」

プロデューサーさんが、扉をノックする。

P「もしもし、283プロのPと言うものですが……」


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