【シャニマスSS】甜花「シンデレラと」夏葉「サンドリヨン」
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9: ◆/rHuADhITI[saga]
2018/12/04(火) 23:24:58.48 ID:I+Xf9OEw0
P『俺は、お偉いさん達に挨拶してくるよ。演出家さんには話を通してあるから、稽古に参加していてくれ』

P『代役だから、あんまり気負わずにな。伸び伸びとやってくれていい』

P『あちらさんも、最初から無茶は言ってこないだろうさ』

甜花(……って、言ってたのに)

演出家「大崎ィ! 全然声出てねーぞ! 代役だからって甘えてんじゃねぇッ!」

甜花「ひんっ!」

甜花(プ、プロデューサーさんの、嘘つき……)



演出家「大崎、もう一回やってみろ」

甜花「わ、わかっ……分かり、ました……」

甜花「こ、これで、顔を拭きなさい、シンデレラ。そしたら……」

演出家「やり直し。声に張りがない」

甜花「これで顔を拭きなさい……シンデレラ。そしたら、礼拝に……」

演出家「視線を泳がせるな。やり直し」

甜花「これで顔を拭きなさい、シンデレラ。そしたら、礼拝に」

演出家「棒立ちで演じるつもりか。やり直し」

甜花「これで顔を拭きなさい、シンデレラ……! そしたら、礼拝に……!」

演出家「ここは叫ぶシーンじゃねぇだろ」

甜花「……あぅ……」



プロデューサーさんと別れた後、実力の程を確認する事になった。

台本を読み込む時間として30分を貰って、その後に演出家さん直々の演技指導。

時間内で台本を何度も読み返して、ちゃんと暗記して、自分としては頑張った方……だと思う。

それなのに、セリフの一つも満足に言えなかった。

演出家「……なるほど、な」

演出家「隅っこの方で、もう一回読み込んでこい」

演出家「それと見学だ。個人練をやっている奴らをよく見ておけ」

甜花「……はい……」



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