鷺沢文香「埃を被る暇も無く」-SS速報VIP

鷺沢文香「埃を被る暇も無く」

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37:名無しNIPPER[saga]
2019/01/03(木) 17:46:25.81 ID:i0wedlrd0

　― ＝ ― ≡ ― ＝ ―

　「メイク？いいよー」

38:名無しNIPPER[saga]
2019/01/03(木) 17:51:46.59 ID:i0wedlrd0

加蓮さんが顔をぐいと寄せてきます。
そのままぶつかりそうな勢いに、思わず目をつむってしまいました。

　「……ホントだ」

39:名無しNIPPER[saga]
2019/01/03(木) 18:04:44.71 ID:i0wedlrd0

　「文香……いや、文香さん」

　「は、はい」

40:名無しNIPPER[saga]
2019/01/03(木) 18:29:38.32 ID:i0wedlrd0

……褒められている、のでしょうか。
ヤバい、という言葉に籠められた意味を、今一つ解釈しきれていない気もします。

　「奏呼ぶ？」

41:名無しNIPPER[saga]
2019/01/03(木) 18:43:21.21 ID:i0wedlrd0

　「完成っ★」

　「やりきったわね……」

42:名無しNIPPER[saga]
2019/01/03(木) 18:46:42.36 ID:i0wedlrd0

私の写真を撮った後、美嘉さんがやはり素早く操作をします。
しばらくすると私のポケットも震え、取り出すと事務所のグループ窓が開いていました。

43:名無しNIPPER[saga]
2019/01/03(木) 18:58:43.67 ID:i0wedlrd0

　「……肝心の担当さんから来ないわね」

　「個別の方に送った、グループ見て、ってやつは既読付いてるよ」

44:名無しNIPPER[saga]
2019/01/03(木) 18:59:11.21 ID:i0wedlrd0

　「お」

プロデューサーさんの返答に、皆さんが口を丸くします。

45:名無しNIPPER[sage]
2019/01/03(木) 19:05:42.34 ID:i0wedlrd0

　「……50点かな」

　「あら、私は満点を上げたい所だけど」

46:名無しNIPPER[sage]
2019/01/04(金) 19:26:34.98 ID:0ZZcj/4u0
大変な事態になってるけど続けるよ

47:名無しNIPPER[saga]
2019/01/04(金) 19:28:23.51 ID:0ZZcj/4u0

　― ＝ ― ≡ ― ＝ ―

きっと、図書館に似たものなのでしょう。
私という本棚があり、叔父さんという本棚もあり、プロデューサーさんという本棚があり。

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