5:名無しNIPPER[sage saga]
2019/01/05(土) 00:31:18.87 ID:5AyZaIPq0
 「あんたのお姉さん、怖すぎ」 
 「慣れるしかない」 
 「……でも、着物貸してくれるとか、良い人」 
  
 姉に怯えながらも、満更でもない様子。 
6:名無しNIPPER[sage saga]
2019/01/05(土) 00:34:21.17 ID:5AyZaIPq0
 「顔、赤すぎ」 
 「……仕方ないだろ」 
 「まあ、気持ちはわかる」 
 「……わかって、たまるか」 
  
7:名無しNIPPER[sage saga]
2019/01/05(土) 00:36:31.32 ID:5AyZaIPq0
 「気にすんな」 
 「でも、事実だから……」 
 「いいんだよ、お前はお前で」 
  
 我ながら、臭い台詞だとは思う。 
8:名無しNIPPER[sage saga]
2019/01/05(土) 00:39:27.55 ID:5AyZaIPq0
 「さっさとトイレに行ってこい」 
 「そうしたいのはやまやまなんだけど……」 
 「どうした?」 
 「自分では帯が緩められなくて……」 
 「裾まくって、そのまましろよ」 
9:名無しNIPPER[sage saga]
2019/01/05(土) 00:42:08.44 ID:5AyZaIPq0
 「ああ、もう! とにかく!」 
  
 このままでは埒があかないと判断して、俺は。 
  
 「とりあえず、黙れ」 
10:名無しNIPPER[sage saga]
2019/01/05(土) 00:43:59.59 ID:5AyZaIPq0
 「ああ、そこぉ……ダメダメ!」 
 「ダメじゃない」 
  
 下腹部のマッサージのコツはだいたい掴めた。 
  
11:名無しNIPPER[sage saga]
2019/01/05(土) 00:47:13.67 ID:5AyZaIPq0
 「ちょっと、トイレで何をしてるの?」 
  
 ドンドン、と強めのノックと、姉の声が響く。 
  
 「フハハハハ、ハハハハ、ハハハ……やばい」 
12:名無しNIPPER[sage saga]
2019/01/05(土) 00:49:52.99 ID:5AyZaIPq0
 「で?」 
 「俺はただ、トイレの補助をしていて……」 
 「で?」 
 「別に何もやましいことはないと言うか……」 
 「で?」 
13:名無しNIPPER[sage saga]
2019/01/05(土) 00:54:15.78 ID:5AyZaIPq0
 「しばらく、そこで反省すること」 
 「ふぁい」 
  
 頬を腫らして、トイレの前で正座していると。 
  
14:名無しNIPPER[sage]
2019/01/05(土) 09:47:26.95 ID:63aBgapwO
 キス好きなボーイッシュ彼女とか最高や 
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