高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「新年のカフェで」
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1:名無しNIPPER[saga]
2019/01/06(日) 18:15:08.52 ID:zTeqT20B0
――おしゃれなカフェ――

北条加蓮「ハッピーニューイヤー」

高森藍子「あけましておめでとう、加蓮ちゃんっ♪」

加蓮「今年もバッチリまとわりついてあげる。よろしくねー」

藍子「……またいきなりですね」

加蓮「じゃないと誰かさんがすぐ逃げようとするし」

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2:名無しNIPPER[saga]
2019/01/06(日) 18:15:49.17 ID:zTeqT20B0
――まえがき――

レンアイカフェテラスシリーズ第63話です。
以下の作品の続編です。こちらを読んでいただけると、さらに楽しんでいただける……筈です。

以下略 AAS



3:名無しNIPPER[saga]
2019/01/06(日) 18:16:18.37 ID:zTeqT20B0
加蓮「いや、私だってほら、なんだかんだ人生経験ある方だしさ。アイドルになってからはビックリすることばっかりで、もう何が来ても動じない! って思ってはいたけどさー……」

藍子「……」アセダラダラ

加蓮「さすがの私も、まさか合同自主レッスン当日に逃げられるとは思わなかったわよ。これアレだよね、ドタキャンってヤツだよね」
以下略 AAS



4:名無しNIPPER[saga]
2019/01/06(日) 18:16:48.27 ID:zTeqT20B0
藍子「未央ちゃんたちにも、ご迷惑を――」

加蓮「あの野次馬共はもう何があっても楽しそうだからどうでもいいでしょ。チャンスを見つけては私に藍子を返せだのご飯を食べろだの。騒ぎたいだけなんだから放っておきなさい」

藍子「ええぇ……」
以下略 AAS



5:名無しNIPPER[saga]
2019/01/06(日) 18:17:48.41 ID:zTeqT20B0
加蓮「ん? 何? ……ねぇ藍子、あの店員がさ、"またお前か"って顔して去ってったんだけど。私が悪いのこれ?」

藍子「もう、どう謝ったらいいのか分からなくなってきちゃいました……」

加蓮「どうしたらいいのか分からないのはお互い様でしょ。サンドイッチでも食べて気分替えよ? ほらほら、今年最初のサンドイッチだよー?」
以下略 AAS



6:名無しNIPPER[saga]
2019/01/06(日) 18:18:19.06 ID:zTeqT20B0
加蓮「あむあむ……。思ったけど、早くしろ早くしろって文句を言ってばっかりっていうのもアレだよね」

藍子「?」

加蓮「じゃあ、そうだねー……。藍子がまた前みたいに楽しくレッスンをできるようになったら」
以下略 AAS



7:名無しNIPPER[saga]
2019/01/06(日) 18:18:48.75 ID:zTeqT20B0
……。

…………。

加蓮「ごちそうさまでした」
以下略 AAS



8:名無しNIPPER[saga]
2019/01/06(日) 18:19:18.06 ID:zTeqT20B0
加蓮「ちょっと考えて来たんだけどさ。藍子に足りないのって、危機感だと思うのよ」

藍子「ききかん?」

加蓮「例えば、このオーディションで落ちたらもうアイドルを続けられないとか、このステージは2度と訪れない、だから全力以上の全力を出さなきゃ! とか」
以下略 AAS



9:名無しNIPPER[saga]
2019/01/06(日) 18:19:48.13 ID:zTeqT20B0
藍子「それなら、少し落ち着くために食後のコーヒーはどうですか?」

加蓮「いいねー。すみませーんっ。コーヒーと、藍子は?」

藍子「ココアでっ」
以下略 AAS



10:名無しNIPPER[saga]
2019/01/06(日) 18:20:18.09 ID:zTeqT20B0
加蓮「……注文しといて何だけど、コーヒーってノリじゃあなかったかも」

藍子「今から取り替えてもらいますか?」

加蓮「ううん、いい。なんかそこまでって感じじゃないし。あとさー、飲みたくないんじゃなくて……こう、新しいことしてみたい感じ?」
以下略 AAS



11:名無しNIPPER[saga]
2019/01/06(日) 18:20:48.75 ID:zTeqT20B0
藍子「年末はお疲れ様でした。東京を救ってくれてありがとうございます、加蓮ちゃん♪」

加蓮「いや宇宙を救ったアンタほどじゃないわよ」

藍子「でも、今こうしてのんびりしていられるのも、加蓮ちゃんのお陰だって考えると――」
以下略 AAS



12:名無しNIPPER[saga]
2019/01/06(日) 18:21:18.48 ID:zTeqT20B0
加蓮「っと、店員さんありがとねー」

藍子「ありがとうございますっ」

加蓮「……」ズズ
以下略 AAS



13:名無しNIPPER[saga]
2019/01/06(日) 18:21:48.70 ID:zTeqT20B0
加蓮「ごほん。いい? 藍子には危機感が足りないの。アイドルとしての危機感」

藍子「それは――」

加蓮「それは?」
以下略 AAS



14:名無しNIPPER[saga]
2019/01/06(日) 18:22:18.19 ID:zTeqT20B0
藍子「コーヒー、いただいてもいいですか?」

加蓮「どーぞ。にしても、どうしたらいい、かー。うーん……」

藍子「……」ゴクゴク
以下略 AAS



15:名無しNIPPER[saga]
2019/01/06(日) 18:22:49.69 ID:zTeqT20B0
加蓮「とにかく悪いのっ。アンタが悪い! そう、全部悪い!」

藍子「わ、私だって悪いところはあるかもしれませんけどそこまで言わなくてもいいじゃないですか!」

加蓮「だいたいさ、いつまでめそめそしてんのよ。落ち込むのは分かるけど長引きすぎでしょ!」
以下略 AAS



16:名無しNIPPER[saga]
2019/01/06(日) 18:23:18.21 ID:zTeqT20B0
藍子「……」

加蓮「……」

藍子「……」
以下略 AAS



17:名無しNIPPER[saga]
2019/01/06(日) 18:23:48.43 ID:zTeqT20B0
藍子「あれ? 加蓮ちゃんじゃなくて、私が先輩になるんですね」

加蓮「そう、藍子が。私が先輩になってどーすんの」

藍子「例えば、私に色んなことを教えてくれるとか」
以下略 AAS



18:名無しNIPPER[saga]
2019/01/06(日) 18:24:18.22 ID:zTeqT20B0
加蓮「とにかく。私じゃなくて、藍子がね? ほら、この前さ、新人が来たじゃん。新人アイドル。それに、もう何人か増える予定なんでしょ?」

藍子「本当にすごく久しぶりですよね。モバP(以下「P」)さんからお話があった時、思わず大きな声をあげちゃいました」

加蓮「いきなりだったもんね。まぁでも? 私はすぐに冷静になれたけどね。Pさんがスカウト魔だったなんて今さらでしょ?」
以下略 AAS



19:名無しNIPPER[saga]
2019/01/06(日) 18:24:48.19 ID:zTeqT20B0
加蓮「待って。もっとよく考えてみよ? 今のはちょっと思いつかなかっただけだよ?」

加蓮「ほら、顔に出さないフリしてるけどホントはこう、なんとも言えない気持ちがあったり、でも後輩ができることや仲間が増えることはちょっと嬉しいから強くは怒れなくて、とりあえず浮気者って言ってみた子」

藍子「なるほど〜。その時の加蓮ちゃんは、そういう気持ちだったんですね」
以下略 AAS



20:名無しNIPPER[saga]
2019/01/06(日) 18:25:18.05 ID:zTeqT20B0
加蓮「ほら、もっとよく考えて。きっといる筈だよ。私以外にも」

藍子「加蓮ちゃん以外って言ってる時点で、加蓮ちゃんも含まれてるんじゃ……。それなら……う〜ん。凛ちゃんとか?」

加蓮「ないでしょー。顔に出さないって時点で違う気がする。それなら奈緒の方があるよ」
以下略 AAS



21:名無しNIPPER[saga]
2019/01/06(日) 18:25:47.91 ID:zTeqT20B0
藍子「なんだかこうしてお話していると、Pさんが何か悪いことをしてしまったような……?」

加蓮「よく考えてみたら、プロデューサーがアイドルの候補生をスカウトするって普通のことだもん。詰め寄ってどうすんの、って話かも」

藍子「それに、スカウトじゃないのかもしれませんよ。オーディションとかっ」
以下略 AAS



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