6: ◆WO7BVrJPw2[saga]
2019/01/18(金) 23:48:41.33 ID:pSLCOGdy0
  
 乃々「……ダメ出しは、分かります。自分でも……気になっていたところを言われましたから……」 
  
 凛「声が出ていないってとこ?」 
  
 乃々「それは結果で……自分のイメージに自信がないところ……です」 
  
 亜季「イメージでありますか。私も、雰囲気をもっと出すよう言われました」 
  
 凛「私は出だしに芯を持てって言うことだった。……ねえ、これって」 
  
 亜季「同じ原因、でありましょうか」 
  
 乃々「そうかも、って……」 
  
 ベテトレ「なるほど。全員、原因は曲への理解が足りていないことだな」 
  
 亜季「理解でありますか」 
  
 凛「……歌詞の解釈ってことかな」 
  
 ベテトレ「確かに大事なところだ。それが無いとどんな歌も枯れてしまう」 
  
 ベテトレ「歌は心、ソウル、魂と言う人がだろう。歌の技術が足りなくても、心の入った曲は人の心を揺さぶるものだ」 
  
 乃々「……そこが足りないのは……ダメっぽいなって……」 
  
 ベテトレ「そうだな。それが分かっているなら良い。しっかり曲と歌詞を聴きこんで、自分の中に落とし込め」 
  
 凛「こう言う解釈だって、教えてはくれないの?」 
  
 亜季「凛殿、それは」 
  
 ベテトレ「渋谷、それを私が言ったらその通りに歌うのか」 
  
 凛「……」 
  
 ベテトレ「歌詞の解釈を、私が教えても、私が考えても無意味だ。お前たちが見つけ出した物を伝えてくれないと、お前たちが歌う意味がなくなる」 
  
 凛「……そっか。わかった」 
  
 乃々「あう……こう言う雰囲気は苦手です……」 
  
 凛「あ……ごめん、乃々。大丈夫、私が軽率だったよ」 
  
 ベテトレ「すまないが時間いっぱいだ。言っておくが、曲の解釈で頭を悩ませているならいい方だ。大半は技術がついてこないからな。しっかりその曲を自分の物にしてやれ」 
  
 亜季「了解であります」 
  
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