【シャニマスSS】霧子「チョコレート、ツツジの花、フォークダンス」
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◆/rHuADhITI
[sage saga]
2019/02/14(木) 23:58:48.82 ID:VN96ned20
恋鐘「プロデューサー? 一緒に買いに行ったと?」
霧子「わたしもダンスシューズを新しくしたくて、プロデューサーさんに付いて来てもらったの……」
わたしの靴も使い潰して寿命が来ていた。
霧子「そこで、恋鐘ちゃんの靴のことを思い出したんだ……」
恋鐘「そんで買うて来てくれたんね。ありがとーね、霧子!」
どうせ消耗品だから、と言ってプロデューサーさんは5組ほど購入していた。
事務所に取り置いておくそうだ。
結果としてだが、ユニット全員お揃いのダンスシューズになる日も遠くないのかもしれない。
恋鐘「……そやったら霧子、なして昔の靴も持って来てると?」
恋鐘ちゃんが、わたしの足元に目を向ける。
新品の靴とボロボロになってしまった靴が並んでいる。
霧子「その……最後に、見学してもらおうと思ったの……」
恋鐘「見学……」
霧子「捨てちゃうんだけど……お世話になったから、何かしてあげたくて……」
ダンスシューズはこれが4足目。
2足目も3足目も、捨ててしまう直前には同じことをした。
その時もボロボロの靴が、とても悲しく感じられたのを覚えている。
恋鐘「……そんなら、うちも真似するたい」
恋鐘ちゃんが自分の靴を、わたしの靴の隣に置く。
そして満足気に胸を張る。
恋鐘「よし! 今日のレッスンもば〜りばりに頑張るたい!」
いつでも来い、といった風にガッツポーズをした。
それはとっても、恋鐘ちゃんらしい動作だ。
だけどレッスンの開始までには、もう少し時間がある。
そう言うところも含めて、恋鐘ちゃんらしい。
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