ロビンマスク「自由と!」カレクック「繁栄の弧!」
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18:名無しNIPPER[sage]
2019/03/17(日) 18:37:29.43 ID:24ViWVvS0
フーマンチューは二人をねめまわし、尊大に言い放った。
細長い髭を太い指でくりくりとしごく。
「ふたりともにでもわたくしは一向に構いませんぞ」
「・・・・・・・・・・」
「ふたりともお年を召してらっしゃいますからな、あまり無理は」
「シン様!!」
フーマンチューの言葉を遮りシンの名が高々と響く。
誰かがシンに向かって息せききって駆け寄った。
「シン様! これを!」
「・・・サイ」
「お受け取りください!」
さきほどバラクーダを迎えた男サイは、ふところに抱えた何かをシンに投げ渡した。
それは銀色の光沢とかぐわしい芳香を放ちながらシンへと向かって飛んでいく。
「ほお」
「・・・・・・・・・・ムッサァーーーッ」
シンは大きく身を反らせ、まっすぐ飛んできたものを頭頂部で受け止める。
うつわ
それは 器 だった。 魔法のランプを思わせる形状をした銀色の器。
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