ほむら「エヴァンゲリオンVS魔法少女 最後の戦い」
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138: ◆wulQI63fj2[saga]
2019/03/21(木) 02:26:50.22 ID:UNrJknVn0

加持は肩をすくめると軽い足取りで部屋の外に出て行った。
それを確認した後、冬月は組んでいた手を顎に添え、首を傾げる。

冬月「……学校だけならまだしも、あのクラスとはな。データ上はただのミスでも、本来ならばありえない事態だ」

ゲンドウ「ヒューマンエラーはよくあることだ。それにマルドゥックの件を知る者が少ない以上、下手に手を回すのも勘繰られる。特に彼にはな」

冬月「確かに、それもそうだな」

ゲンドウ「万が一にも工作員だった場合は排除すればいいだけの話だ」

冬月「……子供を排除するというのは好かんがね」

しかし、と冬月は視線をそらす。
窓に映る超広大な空間、地下に設けられた巨大な地下空洞であるジオフロントを見ながら、彼は眉をひそめた。

冬月(暁美ほむら、か。聞き覚えの無い名前ではあるが、しかしあの顔……どこかで見たような気もするな)

データにあった、黒い髪の少女。
その顔を思い出し、彼は目を閉じた。

冬月(……いや、俺の考え過ぎか。やれやれ、碇のせいで余計なことまで悩むようになってしまったな)



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